初めまして、フリーイラストレーターのうり200と申します。
「独学でも絵を仕事にしたい」
「仕事獲得の為に何をしたらいいの?」
今回はそんな悩みのある方に、私の実体験から仕事獲得にしている事、工夫していることをご紹介します!
絵を仕事にしてみたいと、思っている方は、ぜひ最後までお付き合いいただけると幸いです。
自己紹介
会社員をやめて、趣味の絵描きからフリーイラストに転職。イラストレーターとして活動をしながらも、Twitter・YouTube、音声配信、ブログなどでイラスト講座を発信しています。
1年以上の継続依頼の経験や、Vtuber、配信者様向けのイラストをメインに、50件以上の依頼実績をがあります。
フリーイラストレーターは、専門学校などしっかり学ばないと就けないと思われがちですが、私は完全独学です。大学は外国語大学、就職先は車部品会社の事務員でした。
しかも、SNSフォロワー数はスタート時点は100人以下。そんな私ですが、絵を仕事に活動をしています。
今回は独学だからこその、仕事獲得術やポイントをお伝えします!
仕事獲得をするためには?
色んな所で営業活動をする
スタート時点では、イラストレーターとしての知名度はほぼゼロ。
存在を知ってもらわないと、いくら絵が描けても依頼を貰うことはできません。逆にプロ級にうまいイラストレーターの方でも、存在を知ってもらえないとお仕事に繋がらないという事です。
まずは自分を知ってもらうためにも、色んな場所で自分を売り込みに行きました。
SUKIMAやココナラなどの、コミッションサイトと呼ばれるところに、片っ端から応募。Twitterなどでは、依頼を受け付けしていることを明記し、DMを送ったりもしました。
最初は全然採用されませんでしたが、そんな中でも依頼を頂けることもあります。少ない依頼件数であっても、リピートをしてくださるご依頼者様から少しずつ案件数も増えていきました。
少しずつ実績が増えれば信頼にもつながるので、より依頼を貰いやすくもなります。
ポートフォリオサイトの充実
ポートフォリオとは、依頼時の判断材料になる資料です。依頼を検討する際に「この人はどんな絵を描くのか?」を確認できるものです。
つまりイラストレーターとしての、名刺のようなもの。
自分がもし依頼者だったとします。営業をかけてきたイラストレーターの、ポートフォリオサイトにイラストが1点もないと、不安になりますよね?
掲載するイラストに対しても、落書きのような適当なものではいけません。依頼を想定して描いたイラストなどを乗せると、採用する側もイメージがわきやすくなります。
例えば「ファンタジー小説の表紙イラスト」「トレーディングカードゲーム用イラスト」など、用途をイメージして制作した作品を乗せるのがおススメです。
また可能であればどのくらいの時間で、この作品はどのくらいの制作費かもわかれば記載しましょう。この2つを記載することで、依頼者の方が見積もり依頼する前にある程度金額・納期が判断できるからです。
SNSなどでの情報発信も、仕事につながる
私はTwitter、ブログ、YouTube、StandFM、Pixiv、Fanboxなど、多岐にわたって活動しています。
多岐にわたって活動する理由は、認知度をあげるためです。最初にもお伝えしたように、スタート時点であまり認知度がないので、さまざまな活動で知ってもらうと考えました。
実際活動している中でリスナー様や、フォロワー様からご依頼を頂く機会も、多くありました。
色んな所で活動すれば、認知度もあがり・知り合った方からご依頼を頂ける機会もあるので、ぜひまだSNSをやっていない方は、やってみることをおススメします!
これを読んでいる方で、フォロワー数が多い方は絵を仕事にしていく際に、有利だと思います。ただ少ないからと言って、仕事がもらえないというわけではないので勘違いしないようにしてください!
仕事獲得のための工夫ポイント
イラストと同じくらいに大事な文章力
イラストレーターだからといって、イラストがうまければオーケー。と思われがちです。しかし、実際はそうでもありません。
なぜなら、イラストでは絵のクオリティを伝えることができますが、人間性やイラストで伝えられないアピールポイントは文で伝えるしかないからです。
【例】
【Aさん】
はじめまして、イラストレーターのAです。得意なジャンルは男キャラ、女キャラ、機械系、背景を描くのが得意です。色んなイラストの依頼経験があります。レスポンスの早い回答を致します。実績も豊富なのでぜひ御社の案件に応募させて頂きます。
【Bさん】
はじめまして、イラストレーターのBです。100件以上のご依頼実績がございます。
主な実績としては、キャラクターデザイン、書籍の表紙イラストなどがございます。
完全在宅の為、24時間以内にご返信をすることが可能です。
得意分野
・男キャラ
・女キャラ
・機械系
・背景
ぜひ御社の案件にご応募させて頂きたくご連絡させて頂きました。
この2人は同じことを言っていますが、Bの方が説得力あると思いませんか?
文章力があれば、より自分のアピールポイントを相手に伝えることができるんです。そのためイラストと同じくらいに文章力も重要です。
私も文章術を勉強してから、営業文をつくったあとには採用率が上がりました。ご依頼者様にもわかりやすく、依頼後のイメージがしやすい文章と言っていただけました。
安心してもらえるようなやりとりを心掛ける
ご依頼主様も、当たり前ですが人間です。イラストのクオリティもそうですが、安心して任せられるような人が好まれます。
では安心してもらえるようなやり取りとはどんなものか。
・レスポンスの早い回答
・しっかり納期を守る
・質問しやすい雰囲気
私はこの3点を意識しています。ご依頼者様からの連絡に気づいたら、できるだけその時に回答します。もしかして相手が、早く返信を待っているかもしれません。また連絡のやり取りに期間が空いてしまうと、その分納期にも支障が出ます。
依頼頂く方によっては、初めてご依頼をされる方もいます。質問したいのに質問できない雰囲気ですと、依頼者のイメージを正確に把握することができません。完成したのちに、やっぱりこうしてほしかった‥。と伝えられるケースもあります。
スムーズに、ご依頼者様のイメージにあった作品を納品するためにも、質問しやすい雰囲気づくりはとても大事です。
伝えられた要望だけでなく、言葉にされていないイメージを聞き出す
ご依頼者様のイメージの伝え方は、人それぞれです。「可愛い人描いてください。」「カッコイイ男の子を描いてください。」だけの、要望もあります。
可愛い女の子であっても、髪は短いのか、長いのかなど様々な可愛いが存在します。脳内イメージを完璧に伝えることは難しいので、こちらから複数質問をしてより具体的にしていきます。
この作業をしないと、ご依頼者様の可愛いイメージと、自分の可愛いイメージが違い、希望に合った作品を作り上げることができません。
そのため、伝えられた情報だけで制作をするのでなく、こちらから質問をしてよりイメージを具体化していく作業が必要です。
そうすることで、ご依頼者様のイメージ通りの作品が仕上がり、満足いただける結果になります。
まとめ
以上がフリーイラストレーターの仕事獲得術やコツでした。
【仕事獲得為の行動】
・自分を知ってもらう営業活動
・依頼してもらえるような作品をポートフォリオに掲載
・認知度を上げるために、SNSで発信
【工夫ポイント】
・文章力でより説得力のある説明をする
・スムーズにやり取りをする為に、回答はできるだけ早く
・言われたこと以外の、イメージを質問でヒアリング
イラストレーターなので、もちろん画力アップに努めるのは重要です。しかしそれ以外の分野においても、スキルを磨くことが大事であることを知ってもらえれば幸いです。
独学で入ったので、これを読んでいる皆さんでもできることばかりだと思います。
絵を仕事にできる機会は、皆さんが思っているよりも身近にあります。
少しでもやってみたい!と思った方は、調べてみるとすぐチャレンジできるものもあるはずです。
どんな有名なイラストレーターさんも、ゼロからのスタートでした。そこから頑張って有名になっています。ぜひ皆さんも挑戦してみてください!