色んな着色方法はありますが、
影
これは絶対的に表現しなくてはいけない箇所です。
しかし
「影をどこにつけていいか分からない・・。」
「影をつけた角違和感がある・・。」
そんな悩みをもつ人のために、
今回は簡単だけれど、影の表現が自然に見えるテクニックを
お伝えします!
ポイント①光源をしっかり決める
ベース色を全体に塗ってから、
すぐに影をつけていませんか?
影をどこに置いていいか分からなく感覚で塗ってしまうと、
違和感のあるイラストになってしまいます。
それを防ぐためにも
まずは「どこから光が当たっているか=光源」を決める必要があります。
上の図は同じイラストで光源を変えただけのイラストです。
青い部分が影となります。
光源だけで影の表現が全然違うのがわかると思います。
なので光源をまずは定めて見ましょう。
ポイント②細部を塗る前に大まかな影を全体につける
ベース色を塗ったら、すぐにパーツの影を塗り込んではいませんか?
パーツごとに影をつけてしまうと、
各パーツで光源が違うような表現になってしまう場合があります。
それを防ぐためには
先に大まかな影をバランスよく全体的につけることが必要です。
上の図のようにパーツごとに影をつけていくと、
全体の影のバランスが悪くなったり、
光源の場所を忘れてしまうことがあります。
上の図のように、各パーツごとの光源がしっかりしていると
まとまりがあり、見やすいイラストになります。
なので、各部分を細かく塗り始める前に、
決めた光源をもとに、全体的な影を捉えておきましょう。
ポイント③細部の影をつける際の凹凸や形を想像する
光源・大まかな影をつけることができたら、
後は大まかな影をもとにより立体感を出すために、細部の影を書き込みます。
細部を書き込む際のポイントとしては
・どこが出っ張っていて、どこが凹んでいるかを意識する
・影をつける物体がどんな形・素材をしているかを意識する
の2点があります。
服のシワや、髪の流れ、体の膨らみしっかりこれを意識しながら、
光源をもとに影を入れていきます。
形や凹凸はイメージできるかもしれませんが、
もし影がどこにできるかが分からない場合は、
画像などでそれに似た資料を探したり、
自分で実際光を当てて、観察するのも良いと思います。
物体の形・素材に関しては、
例えば人の腕は丸みがありますよね、
それをロボットのように真四角に見える影を描いてしまってはいけません。
丸みを意識して影を置くことで、より自然な影をつけることができます。
ポイント④影の場所が分からなくなったら、白黒で把握する
「光源とか全体的に影をつけたりすることは分かったけど、
いざやってみるとやはりうまくいかない・・。」
そんな方は一度カラーではなく、白黒で影をつけてみると良いでしょう。
なぜ白黒で影をつけると良いかというと、
カラーだと色の情報量が多いので、影をしっかり把握するのが難しかったり、
影色の選びが原因で、うまくいかない場合もあるからです。
なので、白黒で影をつけて見て、
自分が思い描く形になるような影をつけれたら、
それをもとにカラーで塗っていくことをお勧めします。
以上が、簡単なテクニック4選になります。
「影色の選び方【肌色】」もありますので
そちらも合わせて読んでみてください
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